70.ケースバイケース

 

 

よく「靴だけは良いモノを」と言われたり、本に書かれたりしていますが、これがドンピシャハマるのは、スーツだけだと言っても過言ではないと思います。

 

 

勿論、カジュアルでもあまりにチンケでダサダサな靴は、全てを台無しにしてしまいますが、カジュアルに於いては、「良いモノ」まではいかなくとも、「そこそこ」のモノの方がハマります。

 

出だしの通り、「靴だけは良いモノを」というのは、スーツの為にある言葉なのです。

 

いくら高いスーツを着ても、皮革とはいえ廉価な靴ではやっぱり『画竜点睛を欠く』で、どこかズッコケた印象になります。

 

逆に、安いスーツでもシルエットがトレンドにあっていて、靴が高級感のあるモノであれば全体が華やかな印象になります。

 

この、『靴だけは良いモノを』を拡大解釈して、カジュアルにも取り入れている中高年を、たまに見かけます。

 

というか、カジュアルシーンでは、勘違いして頑張りすぎるか、気を抜きまくってどんダサになるかの、どちらかが多いですね。

 

 

先ず、頑張りすぎのパターンですが、いくらジーンズだからと言って、ゴツゴツのウェスタンブーツ。

足元だけが完全に空中浮遊しちゃっていて、痛々しい程の『頑張り感』に見えてしまいます。

 

 

 

本に書いてある、「靴だけは良いモノを」をまんま実践したか?

はたまた、靴屋さんで店員さんに「ジーンズでしたら、茶のブーツがオススメですよぉ」とか、判で押したようなマニュアル通りの勧め方されて買っちゃったか?

 

確かに、西部劇に出てくる老人のカウボーイなんかは、全身ウェスタンスタイルで決めていて、ウェスタンブーツも似合っていてカッコイイですが、ここは日本で私達はモンゴロイドです。

 

あと、余談ですがスタン・ハンセンやバリー・ウィンダムといったアメリカのカウボーイスタイルのプロレスラーも、ウェスタンブーツが最高に似合いますね。

ホント、中高年以上でウェスタンブーツが似合うのは、アメリカのカウボーイとプロレスラーぐらいなモノではないかと思います(笑)

 

 

時代や環境、年齢や性別によって似合うモノと似合わないモノがあることを認識して、その範囲での『全力で若作り』をするのが大切です。

若い人ならば、『頑張った感』なく、サラリと履きこなせますが、年を重ねると、なかなかそうはいかなくなるんですよね。

 

例えば、黒地にピンクのラインの入ったジャージなんかは、女性が着ると可愛らしいのに、男性(特に中高年以上)が着ると、どこか間が抜けてチンピラっぽく見えてしまいます。

 

逆に、スーツに高級皮革靴は年齢を重ねて円熟した年代にこそ最高に似合います。

 

まぁ、カジュアルで履くブーツならば、アンクル丈のサイドゴアブーツが年代を問わず、合わせるアイテムの幅も広いので良いでしょう。

 

 

 

スニーカーならば、ブランドスニーカーが間違いないですね。

 

タイプは色々ありますが、ここは好みでOKです。

 

間違えても、靴量販店の店頭でワゴンで叩き売りされている、ノーブランドの格安品に手を出すことのないように!

 

中高年にやたらと多いのが、コノてのスニーカーを履いて街を歩く姿(ノ_<)

 

自宅用とか作業用ならばよろしいかと思いますが、『オシャレ』や『街歩き』には向かない商品です。

 

デザインが良くないモノが多いですし、あまり長持ちしないモノが多いと感じます。

 

ブランドスニーカーでも、季節の変わり目や商品入れ替え時には、定価の半額程になりますから、そこが狙い目です。

但し、サイズが限られるのが少々、難点ではありますが、何店か回れば自分に合ったサイズのモノを見つける事は、そんなに難しくはありません。

 

 

 

親父ギャグになりますが、難点には何店か回ろう(笑)

お粗末!!!

 

最後にまとめると、「スーツには気合を入れて、カジュアルはややリラックス」で靴選びをするのがベスト!

 

活字や店員さんの誘導トークに惑わされず、自分の感性を磨き、信じましょう✋

 

 

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。