51.メリークリスマス
さてさて、今日はクリスマスなのですが、皆さんどう過ごされますでしょうか？
子供も一緒に過ごす人もいませんので、いつもと何ら変わらない日を過ごしております。
まぁ、ケーキを老いた両親に買ってあげた位ですかね。
世に抗っているでもなく、さりとて必要以上に同調せず。
だって、ホントに何もないんですもん（笑）
普段から、飲みにも行かないし、この年齢になると寂しいとも思いませんし、更にコロナ禍ですし。
人それぞれですし、クリスマスと言っても祝日ではありませんから（笑）
昔はパチンコ屋さんに行ってたりしましたね。
どんな時も、どんな人でも、負ける資金のある人なら、受け入れてくれる空間。
否、資金の無い人でも休憩用の椅子に座って漫画本を読んだり、テレビを視たり……。
春の非常事態宣言時には、とにかく目の敵にされたり、イメージが悪いからでしょうが、なんだかんだ、世の風当たりの強い業界です。
ただ、パチンコ屋さんからクラスターが発生したと言う報告も無いし、国民的イベントの日に『何も予定が無い』人達にとっては『優しい』業界だと思います。
決してパチンコを奨励しているのではありませんが、寂しい人、ワケあって家に入れない人が行く事のできる場所があるのも、悪い事では無いかな？と、思うのです。
駆け込み寺ではありませんが、『身を寄せることのできる場所』であるのは間違いないでしょう。
人間には『見栄』もありますから、いかにも予定が入っているように見せかけて、出かけたは良いが、さてさて何処へ行こう？…なんて時もあったりします。
お酒が飲める人は一人で行ける居酒屋に行くでしょうし、外でお酒を飲まない人なんかは、やっぱりパチンコ屋さんが手っ取り早いと思います。
ただ、やはり気を付けなければならないのは、『立ち居振る舞い』です。
「パチンコに立ち居振る舞いもクソも、あるかい！？」と言う人もいるかと思いますが、ハッキリ言ってしまえば、欲望が渦巻く魑魅魍魎が集まる空間でもあります。
それだけに、客としての一挙手一投足が問われます。
パチンコ屋さんに集う、様々な客の相手をするのは『仕事』として従事している、従業員なのです。
欲望や感情剥き出しの客の相手は、かなり神経を使う事でしょう。
あなただけでは無い。
パチンコ屋さんの従業員も仕事とはいえ、国民的イベントには無縁なのです。
病院の看護師さん、宅配ドライバー、コンビニの深夜勤務の店員さん…多様化した現代社会では、世間一般の行事と無縁の生活を送っている人は、少なくありません。
感謝と労いの気持ちを忘れずにいたいモノです。
以前、パチンコ屋さんに通っていた時期がありましたが、勝とうが負けようが自分の責任として、店員さんとのコミュニケーションを楽しんでいました。
今で言う、セクハラやパワハラ（これをコミュニケーションと勘違いする輩が、たまにいますね）ではなく、店員さんの名前を覚えて、「○○さん、お願い…」と箱を持ってきて貰ったり、台の不具合を直して貰ったり。
別に、出そうな台を教えて！なんてルール違反もせず、望まずで、欲望の坩堝だからこそ、良識ある社会人としての立ち居振る舞いを心掛けていました。
当時は『ブラックデビル』という香りの良いタバコを吸っていましたので、タバコ嫌いの人にも嫌がられる事はありませんでしたし、男の店員さんから「どこで売ってるんですか？」なんて聞かれて、帰り際に半端の残りを差し上げたり、遠くに出張した際にはお土産を渡したりと、普通に『友人』的に接するようになりました。
そんな客もいなかったのでしょう。
殆どの店員さんと仲良くなりましたが、残念ながらそのパチンコ屋さんは暫く行かないうちに閉店。
言いたいのは、寂しかったり気を紛らわせるのは、悪い事ではありませんが、そこに従事する人がいる以上は、相手の事も自分のように大事にするのが、美しい立ち居振る舞いであると言う事。
クリスマスに付き物のケーキやチキンは、今ではコンビニでもかなりクオリティの高い物を並べています。
一人で食べるには丁度良い量ですね。
そう。『ボッチ』な人にも寄り添ってくれる場所、寄り添ってくれる物はあります。
腐らず、悲観せず、ワクワクする明日をウキウキしながら迎えましょう。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
